自分の人生において「仕事」「働くこと」とは、どういう位置付けのものであるか
考えてみたことがあるでしょうか

内閣府が発表する世論調査「働く理由」の項目では
【収入を得るため】60%を超えています
また、【社会貢献】【生きがい】という理由はそれぞれ10%~13%ほど
となっています
(参考:内閣府HP「令和6年度8月 国民生活に関する世論調査」

一方で、同調査による「どのような仕事が理想か」
という調査では(複数回答可)
1位が「収入の安定」約60%
2位は「私生活とバランスが取れる」約55%
3位「自分にとって楽しい仕事」約52%
となっていました

興味深いのは3位です
「収入の安定」に肉薄するほど、「楽しい」の要素も理想として求めてはいるが
実際に働いて【社会貢献】【生きがい】を感じている人は10%くらいということです
【生きがい】というのは、充実感や「楽しさ」に繋がる言葉だと思うので
なんだかちょっと悲しいというか
「現実はそういうことなんだ」と社会の厳しさを感じているような結果です

介護、児童福祉、障がい者福祉
福祉の仕事には、色々な働き口があり、勤務形態も色々選べるという側面があります
さらに、業種間での相関性が高く、前に勤めた福祉職が、転職後にも経験が大いに役立ち、キャリア形成の積み重ねができるという強みがあります

福祉業界の働き口の解説は、こちらでしていますので参考にしてください

今回は、自分の人生を少し長い目で見て考えたときに
福祉の仕事をすることも、人生を彩る一部分になってほしい
というお話をして
自身のキャリア形成に役立つ知識の上乗せとともに
何より「働くことで生きがいや楽しさを感じる」という多くの方の理想に近づくことができるように伝えていこうと思います

僕自身もキャリアの中で悩み、葛藤して、決断と行動をして
「楽しく働く」というところにたどり着くことができました
その体験談もお伝えしながら
働いていると大変なこともあるけれど、考え方で気持ちがラクになる
ことにつながってもらえるとうれしいです

僕の場合

僕は以前、特養で介護職員として働いていました
その時は独身で、自由に使えるお金が欲しいと一番に考えていて、夜勤をバンバンやったり、人のシフトをもらったり、時間帯を問わずとにかく働く時間や量を増やしていました

しばらくして結婚をして、子どもができました

その時は、たまたまの巡り合わせでもあるんですが、主任という立場になっていて、いわば管理職になっていました
管理職になると、基本的には日曜が休みでもOKという形で、夜勤は減り、それでも管理職の手当がついて、一般の介護職員よりは手取りで3~4万円くらいは多かったんじゃないかな?と思います
当時はまだ30歳くらいで体力もあり、現場にもたくさん入っている中、職員のシフト管理をしたり、新人教育をしたりしていました

一番大変だったのは、急なスタッフの休みが出たときです

そうなると僕の性格上、誰かに頼むことはできず、自分が率先して休日出勤をしていました
夜勤にも急な出勤をしたり、休みの日でも夜中にスタッフから「○○がありました。どうしたら良いですか」と電話がかかってくることも何度かありました
おかげで手取りの給料は上がっていきましたが、いよいよ体力的にキツくなってきたのと、家庭の時間はどんどん削られていきました

子どもが居る中、「もっと家庭の時間を多く持ちたい」という気持ちが強く湧いて
子どもの進級に合わせて引っ越しをして、同時に退職もしました

「手取りが多少下がっても良い。自分の人生を楽しく過ごすために、働き方を見直したい」
と思い、家内にも相談して、転職をすることにしました
その時には、不安もあるにはありましたが「何とかなる」と思えました

介護や福祉の業界で働くことは、やりがいが多くありましたし、選ぶ業種、職種も色々選べるじゃないか、と思い、ワクワクしていたような記憶があります

結局、短期的に初任者研修の講師をやってみて、すぐに辞めて
(「自分には合わない」と思って割とすぐ辞めました)
「自分には何ができるだろう」と考え直したときに

特養で働いていたとき「たじみっとさんは、保育士に向いてそうだよね」と同僚に言われたのを思い出し、老人介護から一回離れて福祉の業界で働いてみよう、と考えました

今にして思えば、こういう風に第三者から「○○に向いてそう」と言っていただけたことは転機だったかもしれません
そのおかげで、自分の新たな可能性を見出し、結果として「楽しく働く」というところにたどり着くことができたので

その後は保育士の資格を独学で学んで受験し合格
その後、児童発達支援事業所で2年くらい
放課後等デイサービスで3年くらい働いています

児発、放デイは日曜祝日が休みなので、家庭の時間も自分の理想通りに今はとれています
転職してすぐの頃はやはり手取りが減りましたが、4~5年働いて順調に昇給し、前の管理職時代の手取りくらいには結局戻すこともできました

仕事に新たなやりがいもみつけたり、自分のライフスタイルに合った働き方ができているな、と実感します

ライフスタイルに合った働き方

福祉の仕事にどんなやりがいを見出すかは、人それぞれだと思います
「やりがいがありそう」「やってみようかな」と気持ちが動いたら、すぐ行動しましょう
自分の人生に合った働き方がきっとみつかります
自分の中で、優先すること、大事なことを書きだすのもおススメです

・休みは○○日ほしい ○○曜日は休みたい

・この業界で、お金をとにかく稼ぎたい

・家庭の時間をもっと充実させたい

・プライベートな事にもっとお金と時間を費やしたい

など
少し長い目で見て、5年 10年 大切な人と過ごす時間の充実度 自分の人生の幸福度をもっと上げたい、そしてそれを持続させたい と考えたとき
働き方、キャリア形成の選択肢は多い方がきっと良いです
働く時間も、人生において大きなウエイトを占める部分です

それが、「ただただ辛く、我慢をするだけの時間」と考えるか
「少しでもやりがいを持ちながら働き、人生を豊かに彩るための目標に近づいていく」
という風に考えるか
考え方は人それぞれです
福祉の仕事は、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できる職業です

おわりに

仕事の時間とは、働いてお金をもらうための時間ですが、人生長いです
働く時間は、人生において大きな時間のウエイトを占めています
どうせなら、叶えたい人生の目標を持って、人のためになる事をして
楽しく前向きに働いて、必要なお給料をもらう
そんな風に働いて生きよう と考える事の提案でした

そのためには、福祉の業界で少しでも
「やってみよう」と気持ちが動いたなら
行動に起こすことで、きっと理想は現実になっていきます
福祉の業界は、それが実現できる業種です
僕の体験と考えで、誰かの背中の後押しができているとうれしいです

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました

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たじみっと
介護福祉・児童福祉・障がい者福祉 15年以上の現場経験から援助技術アドバイス、業務効率の向上、働き方や稼ぎ方の情報をお届け