介護職の腰痛に悩むなら保育士資格という選択肢【放課後等デイという働き方】
腰痛に悩む介護職員の方
- 仕事だから仕方ない、我慢する
- 定期的に整形外科や整体に通って痛みを緩和しているが、時間とお金がかかって困る
- 家でストレッチをするにも、なかなか続けられない
- 痛みといつまで戦わなくてはならないのか、不安
と半ばあきらめてはいませんか?
腰痛を抱えていると
身も心も、おサイフ事情も
削られていってしまいそうです
それでもやりがいのある介護の仕事、続けたい人も多くいると思います
この記事では
腰痛を抱えながら、介護や福祉の業界で
長く楽しく働く方法
をお伝えします
僕自身も介護の仕事を20代前半で始め、1年くらいでヘルニアになりました
当時は痛みと闘い、ツラかったのですが
今も福祉業界で16年以上、介護福祉士の知識や資格を活かしながら
腰痛の心配も少なく
収入面、やりがい、体力面にも不安なく働き続けることができています
この記事を読めば
- 腰痛を抱えながらも、できる業務の最大化
- 腰痛をきっかけに、広い視野が持てるようになる
- 介護職員として視野を広げ、一回りも二回りも成長
に繋がります
腰痛になりやすい介護、発生率の高さ

介護職というのは腰痛の発生率が非常に高い職種です
厚生労働省によると、介護施設などを含む保健衛生業の腰痛発生率は全産業平均の約2.5倍とされています
(厚生労働省 保健衛生業における腰痛の予防のページ)
介護職は「腰痛になりやすい仕事」というイメージだけではなく、実際の統計でも腰への負担が大きい職種であることが示されています
腰痛になるつらさ、狭まる業務により精神面でも苦痛

腰痛になると、単純に身体的な苦痛が常に伴います
僕は20代でヘルニアになったとき
顔を洗う、ズボンや靴下を履くの動作でかがむことが困難になった時期がありました
そうなると当然、仕事は休まなければなりませんし
ある程度痛みが緩和されて職場に復帰したとしても
介護の業務としてオムツ交換、移乗介助からはなかなか逃れられるものではありませんし
会社で「できない」と伝え、「いいよ」と言われ業務の負担が減ったとしても
心理的に、本来の業務を全うできないことによる精神的なストレスが伴います
免除を活かし、保育士を取り、放課後デイで働く

介護福祉士の資格を持っていると、保育士資格を取得する際に免除科目があり、有利です
試験のスタイル、必要な勉強においても介護福祉士の勉強と似ている部分があります
保育士資格取得のルート解説はこちら
保育士と介護福祉士
相関性の高さの解説はこちら
そして腰痛に悩んでいる方は、保育士資格がとれたら
「児童発達支援」「放課後等デイサービス」
への転職検討をおススメします
利用者対応の考え方は、介護士のそれと近しいものがあるため、違和感や戸惑いが少なく
仕事を始めていけると思います
どの年代、性別でも大丈夫、主な業務内容、色々なデイがある

保育士は保育園で働くもの
というイメージが強いと思いますが
このブログでは
介護職員からスタートし、その後多岐に渡る福祉職での楽しいキャリア形成
を目指していますので、保育士としての勤務先を保育園に限定はせず、障がい福祉サービス事業所での勤務を推奨しています
理由としては
保育園で働く方は女性がどうしても多くなるからです
男性保育士もいないわけではありませんが、圧倒的に少ないという事実があります
僕の子どもも保育園に通っていますが、申し込む際、3件ほど見学に行くと
どの保育園にも男性保育士は在職していませんでした
一方で介護職員は、老若男女幅広い方が働く職場です
その中で新たな楽しいキャリア形成を目指していくのですから
老若男女すべての方が目指せるものが
このブログで紹介する「黄金のキャリア形成」になります
未就学の子が対象になる「児童発達支援」にはやはり女性職員が多くなりますが、男性スタッフもちゃんと需要があります
「療育」を行うには、男手も必要です
そして、「放課後等デイサービス」で働く方は、介護職員と同じくらい、老若男女が揃います
同じ支援員として働いていても業務の分担ができる職種ですので
安心してください
「児童発達支援事業所」「放課後等デイサービス事業所」は
「療育」を行う場所です
療育には色々なコンセプトがあり、すべての事業所がではありません
運動療育を中心にする事業所、学習やSSTに力を入れる事業所、個別療育を行う事業所、外出や生活訓練を重視する事業所など、特色はさまざまです
そのため、介護職から転職する場合も、自分の身体状況や経験、得意分野に合う事業所を選ぶことが大切です
身体への負担が介護ほどではない理由

児童発達支援や放課後等デイサービスの仕事は、一般的な高齢者介護と比べると、腰への負担を抑えやすい傾向があります
介護施設では、ベッドから車いすへの移乗、入浴介助、排泄介助、体位交換など、利用者の身体を支えたり、持ち上げたりする介助が一日の中で繰り返されます
前かがみや中腰の姿勢になる場面も多く、腰への負担が集中しやすい仕事です
一方、放課後等デイサービスの主な仕事は、子どもの遊びや学習の支援、集団活動の進行、コミュニケーション支援、生活習慣の練習、活動の準備、送迎業務になり、デスクワークもやや多めになります
身体を使う仕事ではありますが、成人の利用者を繰り返し持ち上げるような介助は、一般的な事業所では比較的少なくなります
また、放課後等デイサービスでは介護と比べると、業務が画一的でなく幅広いため、腰の状態に合わせて役割を調整しやすい点も特徴です
利用者のために、複数の職員が連携をとって動くという側面が、介護よりも大きいというのが僕自身の経験上の理解です
ただし、すべての放課後等デイサービスで身体的負担が小さいとは限りません
重症心身障害児を対象とする事業所では、移乗や排泄などの身体介助を行うことがあります
また、運動療育、屋外活動、子どもの抱きかかえ、長時間の送迎やデスクワークなどが腰への負担になる場合もあります
そのため、「放課後等デイサービスなら腰痛があっても必ず大丈夫」と考えるのではなく、求人を選ぶ際には、対象となる子どもの状態、身体介助の有無、活動内容、送迎時間、職員体制を確認することが大切です
介護職よりも絶対に楽な仕事ということではありません
しかし、自分の腰の状態に合った事業所を選べば、介護経験を活かしながら、身体への負担を分散させて働ける可能性があります
保育士は生涯有益な資格

ここまで、「腰痛を抱える方は、保育士を取得して転職をしよう」というトーンで伝えてきましたが
転職には当然リスクがあります
今の仕事を辞めないことによるメリットはありますし
転職をすることにもメリットはあります
参考記事はこちら
仮に「転職をしない」という決断をしたとしても
保育士の資格取得は決してムダにはなりません
- 「もし今後、腰の状態が悪化したらどうしよう」
- 「将来的な選択肢を増やしておきたい」
と考えたときに、有益な資格であることは間違いありません
保育士は国家資格であり、保育園だけでなく、児童発達支援、放課後等デイサービス、障害児入所施設、病児保育など、さまざまな福祉分野で活かせます
すぐに転職しなくても、「働き方の選択肢」を一つ増やせること自体が大きな価値です
先にも述べましたが、保育士の知識は介護の仕事とも多くの共通点があります
発達段階の理解、行動の背景を考える視点、褒め方や関わり方、家族支援などは、高齢者介護や認知症ケア、利用者とのコミュニケーションにも応用できます
保育士資格を取得することは、「介護を辞めるため」ではありません
介護を続ける場合にも、介護から別の福祉分野へ挑戦する場合にも、自分の可能性を広げてくれる資格です
転職するかどうかは、最終的にはみなさん自身が決めることです
しかし、選択肢が一つしかない状態よりも、複数の選択肢を持っている状態の方が、将来の変化に柔軟に対応しやすくなります
僕はこの「選択肢を増やすこと」こそが、福祉職として長く、楽しく働くための大きな武器になると考えています
転職して新たな不安が生まれたら、戻るのはあり
介護に戻っても知識の相関性高い
一回り成長した自分になれる

保育士資格を取得して児童発達支援事業所や放課後等デイサービス事業所へ転職しても、そこで必ず自分に合った働き方が見つかるとは限りません
子どもの行動への対応、保護者との関係づくり、送迎中の安全管理、職員間の支援方針の違いなど、介護職とは別の不安やストレスを感じることもあります
その結果、「自分には介護の仕事の方が合っていた」と気づき、再び介護の現場へ戻ることは、決して悪い選択ではありません
新しい仕事へ挑戦したからこそ、自分の得意なこと、苦手なこと、大切にしたい働き方を以前より具体的に理解できるようになります
そして、児童発達支援や放課後等デイサービスで得た経験は、介護へ戻ったときにも活かせます
放課後等デイサービスでは、子どもの行動だけを見るのではなく、その背景にある発達段階、感覚の特徴、環境、本人の気持ちなどを考えながら支援します
また、本人への直接支援だけでなく、家族支援、学校や関係機関との連携、社会参加に向けた支援も求められます
こうした視点は、僕の経験上、高齢者介護とも無関係ではありません
介護福祉士にも、利用者本人の思いや生活歴を理解すること、家族と信頼関係を築くこと、他職種と連携すること、本人の力を活かして自立を支援することが求められています
たとえば、放課後等デイサービスで身につけた次のような力は、介護現場でも応用できます
- 行動の表面だけで判断せず、原因や背景を考える力
- 本人が理解しやすい言葉や視覚情報を使う力
- できないことではなく、できることに注目する視点
- 褒め方や声かけを工夫し、意欲を引き出す力
- 家族の不安や希望を聞き取る力
- 他職種や関係機関と情報を共有する力
- 本人の意思を尊重しながら支援方法を考える力
これらは、認知症のある高齢者への関わり、レクリエーション、リハビリ、家族支援、介護拒否への対応などにも活かせる可能性があります
もちろん、子どもの発達支援と高齢者介護は同じ仕事ではありません
対象者の年齢、制度、必要な知識、支援の目的には違いがあります
それでも、放課後等デイサービスで身につけた「相手をよく観察し、その人に合った方法を考える姿勢」は、介護の仕事へ戻っても失われません
一度介護を離れたとしても、それまで積み重ねた介護経験がゼロになるわけではありません
そこへ保育士としての知識と、子どもや家族を支援した経験が加わります
それは、元の場所へただ戻るのではなく、新しい視点を持って介護の仕事へ戻るということです
放課後等デイサービスへの転職が自分に合わなかったとしても、挑戦そのものが無駄になるわけではありません
以前よりも支援の引き出しを増やし、自分に合う働き方を理解した
「一回り成長した介護職員」
として、もう一度介護に向き合うことができます
キャリアは、一直線に進まなければならないものではありません。
介護から児童福祉へ進み、必要であればまた介護へ戻る
その行き来の中で知識と経験を積み重ね、自分に合った働き方を見つけていくことも、立派なキャリア形成です
この話がみなさんの参考になるとうれしいです
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました





