介護職の人間関係がつらい・辞めたい人へ|原因と5つの対処法、転職の判断基準
「利用者さんと関わる仕事は嫌いじゃない」
「介護の仕事には、やりがいも感じている」
「でも、職場の人間関係がしんどくて辞めたい……」
介護職として働いていると、こうした悩みを抱えることがあります
介護労働安定センターの令和7年度「介護労働実態調査」では
直前まで介護関係の仕事をしていた人が仕事を辞めた理由として
「職場の人間関係に問題があったため」27.3%
が最も多く
次いで
「勤務先の事業理念や運営のあり方に不満があった」:21.0%
「他に良い仕事・職場があった」:17.2%
となっています
つまり
「介護は嫌いではないけれど、職場の人間関係がつらい」
という悩みは、決して珍しいものではありません
僕自身は高齢者介護の現場から福祉の仕事を始め
- 怖い先輩職員に緊張しながら働いたり
- 職員によって介護方法や考え方が違うことに戸惑ったり
- 管理職になってからは、逆に職員同士の人間関係を調整する側になったり
さまざまな立場で人間関係について考えてきました
その中で感じるのは
「人間関係が悪い」という言葉だけでは
問題の正体が分かりにくい
ということです
「関係がよくない」と考える相手に対して
- 単純に相性が合わないだけなのか
- 介護に対する考え方が違うのか
- 上司や職場の仕組みに問題があるのか
- ハラスメントや嫌がらせの状態になっているのか
原因によって、取るべき対応は変わります
この記事では
介護職の人間関係がつらくなりやすい背景とともに
「今の職場で工夫できること」と
「環境を変えた方がいい場合」
を分けて考えていきます
人間関係を理由に
「自分は介護に向いていない」と
介護職そのものを諦めてしまう前に
一度、今の状況を整理してみてください
介護職を辞めたい理由は人間関係以外にもあります
腰痛・給与・職場の考え方なども含めて整理したい方は
「介護職を辞めたい4つの理由と背景」も参考にしてください
- 「人間関係」が理由で辞める介護職員は多い
- 介護現場で人間関係が難しくなりやすい3つの理由
- 「人間関係がつらい」を4種類に分けてみる
- 介護職の人間関係がつらいときに試したい5つのこと
- 人間関係に悩んだときは「続ける・離れる」の判断材料を整理してみる
- 人間関係がつらいときは「仕事内容」と「職場環境」を分けて考える
- 人間関係を理由に転職するのは悪いことではない
- 転職するなら「人間関係が良さそう」だけで職場を決めない方がいい|転職候補先でみるべき5つのポイント
- 転職サービスを使って職場の情報を集める方法もある
- 僕自身も「怖い先輩」と働いた経験がある
- 人間関係だけで「介護職そのもの」を諦めなくてもいい
- 「辞める」「我慢する」の二択にしなくていい
- まとめ|人間関係がつらいときは「自分の状態」と「周囲の環境」を分けて考えよう
「人間関係」が理由で辞める介護職員は多い

まず知っておきたいのは
人間関係を理由に介護職場を辞めている人は
実際に少なくない
ということです
令和7年度介護労働実態調査では
直前の介護関係の仕事を辞めた理由として
「職場の人間関係に問題があったため」が27.3%で最多となっています
さらに
「人間関係に問題があった」と答えた人へ
その具体的な内容を聞いた結果では
- 上司や先輩からの指導や言動がきつい、パワーハラスメントがあった:45.8%
- 仕事の進め方について上司や同僚とうまく意思疎通できなかった:38.0%
- 上司の業務指示が不明確、リーダーシップがなかった:37.4%
などが挙げられています
ここで注目したいのは
人間関係=単純に「嫌いな職員がいる」という話ではない
ということです
指導方法、情報共有、仕事の進め方、管理者のマネジメント、職場の文化
こうしたものも、人間関係の問題として表面化します
だからこそ
「もっと仲良くしよう」
「自分が我慢すればいい」
だけでは解決しない場合があります
介護労働安定センターも
職員の採用・定着に関する取り組みとして
「人間関係が良好な職場づくり」を挙げており
令和7年度調査では74.2%の事業所が取り組んでいます
人間関係は
職員個人だけの問題ではなく
職場環境づくりの問題でもある
という視点を持っておきたいところです
【外部リンク】
介護労働安定センター「介護労働実態調査」
介護現場で人間関係が難しくなりやすい3つの理由

もちろん
人間関係の悩みは介護職に限ったものではありません
どんな職場にも
「ちょっと苦手だな」
と感じる人はいるでしょう
ただ、介護の仕事には
人間関係のズレが仕事のやりにくさへ直結しやすい特徴がある
と僕は感じています
3つの理由・特徴を挙げて解説します
①年齢・経験・資格・経歴の違う人が一緒に働く
介護現場では
本当にいろいろな人が働いています
- 高校・大学を卒業して介護職になった人
- 他業種から転職してきた人
- 無資格・未経験から働き始めた人
- 長年介護現場で働いているベテラン
- 子育てが落ち着いて復職した人
- 介護福祉士などの資格を持つ人
- 他分野の専門職
など
同じ職場にいても、それまで歩んできた道がかなり違ったりしますが
これは介護職の大きな魅力でもあります
さまざまな経験を持った人が働くことで
一人では思いつかなかった支援方法が見つかることもあります
その一方で
経験が違えば
「仕事とはこういうもの」
という価値観にも違いが出ます
「新人は先輩の言うことを聞くべき」
と考える人もいれば
「新人でも疑問があれば意見を言ってほしい」
と考える人もいます
着替えや食事などについて
「多少時間がかかっても利用者本人にやってもらいたい」
という職員もいれば
「時間がないから職員が介助した方がいい」
と考える職員もいます
どちらか一方が必ず間違っているとは限りません
だからこそ、価値観の違いをうまく調整する必要があります
②介護の方法や手段には「絶対的な正解」が少ない
介護は、人を相手にする仕事です
同じ介助でも、利用者の
身体状況、認知機能、生活歴、性格、その日の体調、本人の希望
などによって、適切な対応は変わります
たとえば
ある利用者が自分で服を着ようとしている場面を考えてみます
職員Aは
「時間がかかっても、自分でできるところはやってもらおう」
と考える
職員Bは
「この後予定があるから、今日は少し手伝おう」
と考える
どちらにもまっとうな理由があります
ところが、この違いが
「Aさんは仕事が遅い」
「Bさんは何でもやってしまう」
といった
職員同士の評価になってしまうと
人間関係の問題へ変わっていきます
僕自身
長く福祉現場で働いてきて感じるのは
介護技術そのものの違いよりも
「なぜそうするのか」を共有できていないことの方が問題になりやすい
ということです
「自分のやり方が正しい」
ではなく
「この利用者にとって、なぜこの方法を選ぶのか」
まで話せる職場の方が、支援の方向性を合わせやすくなります
③忙しさや人手不足が人間関係に影響することもある
普段は優しいのに
忙しいときには、言葉遣いがきつくなってしまう人がいると思います
それはなぜか
その人や、周囲の環境や要因として
人手が足りない※
↓
一人ひとりの業務量が増える
↓
職員に余裕がなくなる
↓
声かけや説明が雑になる
↓
ピリピリして話しかけづらい雰囲気になる
↓
新人が話しかけられず、分からないまま仕事をする
↓
ミスが起きる
↓
さらに雰囲気が悪くなる
こんな悪循環が起きているからかもしれません
※令和7年度介護労働実態調査でも
従業員が不足していると感じている事業所は65.8%となっています
そうであれば
「イライラして人にきつくなる」
というその人自身の変化を求めるよりも
一人の性格だけを問題にせず
背景にある業務量や職員配置が変わらなければ
人間関係が改善しない
という視点も重要です
「人間関係がつらい」を4種類に分けてみる

「人間関係がよくない」
「だから仕事が苦痛」
と端的にまとめてしまうと
どう行動すればいいのか分からなくなります
改善につなげるために
「人間関係がよくない」をもう少し掘り下げてみましょう
4種類に分けてそれぞれ考えていきます
①単純に相性が合わない
どんな職場にも
「ちょっと苦手だな」
と感じる人はいるものです
話すテンポ、仕事の進め方、性格、価値観、距離感などなど・・・
すべての人と相性が合うわけではありません
ただし
相性が合わない=一緒に働けない
とも限りません
最低限必要な
挨拶、報告、連絡、相談、申し送り、業務上の協力
などができていれば、必ずしも親しくなる必要はありません
職場は友達を作る場所ではありません
「嫌われないようにしなくては」
「みんなと仲良くしなくては」
と考え過ぎる方が疲れてしまうこともあります
②介護・支援に対する考え方が合わない
介護職ならではなのが
支援に対する考え方の違いです
たとえば
- 「もっと本人にやってもらうべきでは?」
- 「転倒リスクがあるから職員が介助した方がいい」
- 「この声かけは厳し過ぎるのでは?」
- 「もう少し本人の意思を確認したい」
こうした意見の違いです
ここで
「スタッフの○○さんとは合わない」
という個人同士の問題にしてしまうと
話し合いの着地が難しくなります
そんなときは
「利用者本人のニーズや支援方針へ立ち戻る」
ことが大切です
- 本人は何を希望しているのか
- ケアプランでは何を目標としているのか
- チームとしてどのような支援をするのか
- 安全面はどう考えるのか
こうした共通の基準を使います
「私はこう思う」
「あなたは間違っている」
ではなく
「利用者にとってどうなのか」で話し合う
対人援助の仕事では
とても大切な視点だと思っています
③職場の仕組みや管理体制に問題がある
仕事がつらいと思っている理由が「人間関係」に見えて
実は職場の仕組みの問題というケースもあります
- 職員によって指示が違う
- 新人教育の担当者が決まっていない
- ベテラン職員の発言力だけが強い
- 上司が職員間のトラブルを放置する
- 情報共有の仕組みがない
- 人によってルールが変わる
- 管理職が問題を把握していない
など、こうした状態では
どれだけ本人がコミュニケーションを頑張っても
問題が繰り返される可能性があります
今日Aさんから「こうやって」と言われる
翌日はBさんから「なんでそんなやり方してるの?」と言われる
新人職員からすれば
「どっちが正しいの?」
となります
これを
「新人の理解力がない」
だけで終わらせてはいけません
仕事のルールや支援方針が職場内で共有されているか
という組織側の問題でもあります
④ハラスメントや嫌がらせと感じる
ここは、さきほどの単なる「相性が悪い」
とは分けて考えたいところです
たとえば
- 人格を否定する
- 大声で怒鳴る
- 必要以上に威圧する
- 特定の人だけ無視する
- 必要な業務情報を意図的に伝えない
- 悪口や嫌みを繰り返す
- 仲間外れにする
- ミスを必要以上に責め続ける
など
本人が傷ついているだけでなく
仕事をするうえで必要な情報共有や連携まで妨げられている
のであれば、個人の努力だけで解決するのには限界があります
令和7年度調査でも
人間関係を理由に辞めた人の具体的な理由として
「上司や先輩からの指導や言動がきつかったり、パワーハラスメントがあった」が45.8%で最も多くなっています
「自分のコミュニケーション能力が足りないのかな」
と、何でも自分の問題にしないことも大切です
介護職の人間関係がつらいときに試したい5つのこと

では、実際に人間関係がつらいと感じたらどうするか
試して行動してみてほしいことが5つあります
順番にみていきましょう
①全員から好かれようとしない
少しだけ、人間関係についての考え方を変えてみましょう
職場の人全員と仲良くなる必要はありません
介護職として必要なのは
利用者を支えるために必要な協力ができる関係です
挨拶ができる
申し送りができる
必要な相談ができる
困ったときに協力できる
ここができているなら
プライベートまで仲良くする必要はありません
「嫌われたらどうしよう」
「もっと話を合わせなくては」
と気を使い続ける方が、精神的に消耗してしまいます
僕自身も長く働く中で
職員全員と同じ価値観になることは不可能
だと感じるようになりました
大切なのは
仲良しになることではなく
仕事として協力できることです
②相手の価値観を変えようとし過ぎない
人間関係で疲れやすいのが
「相手に分かってもらおう」と頑張り過ぎることです
「なんで分かってくれないんだろう」
「もう少しこう考えてくれればいいのに」
と思うことがあると思います
ですが
相手が何十年もかけて作ってきた価値観を、自分が変えるのは簡単ではありません
むしろ
相手を変えるより、自分と相手との距離を調整する方が現実的なこともあります
- 必要な会話だけする
- 感情的な議論には参加しない
- 仕事に必要な情報はきちんと共有する
- 相談相手は別に持つ
こうした対応でもいいと思います
③「どちらが正しいか」ではなく利用者に視点を戻す
介護方法について意見がぶつかったときは
一度、利用者本人へ視点を戻します
「自分はこう習ったから」
「昔からこうしているから」
だけではなく
- この利用者は何ができるのか
- 何を希望しているのか
- 何に困っているのか
- 今どんな状態なのか
- ケアプランでは何を目標にしているのか
を考えます
介護は
職員同士が勝ち負けを決める仕事ではありません
目の前の利用者の生活をどう支えるか
そのために職員同士が意見を出し合う仕事です
意見が違うこと自体は悪くありません
むしろ違う視点があるからこそ、より良い方法が見つかることもあります
④感情ではなく「事実」を整理して相談する
人間関係の改善・解決が自分だけでは難しいと思ったら
上司や管理者へ相談しましょう
ここで意識したいのが
「嫌い」という感情だけで終わらせないことです
たとえば
「○○さんが本当に嫌なんです」
だけでは、上司も何を改善すればいいのか判断しにくいでしょう
そうではなく
- いつ
- どこで
- 何があったか
- どんな言動だったか
- 仕事にどんな影響が出ているか
- 自分はどうしてほしいのか
を整理して伝えましょう
たとえば
「○月○日の夜勤申し送りで必要な情報が共有されず、利用者の対応方法が分からない状態になりました」
「介助方法について職員によって指示が違い、どの方法で統一するのか確認したいです」
という伝え方です
こうすると
個人的な好き嫌いではなく、業務上の問題として相談できます
必要であれば日時や内容をメモしておくのも一つの方法です
⑤それでも変わらないなら「環境」を変える
上記の①~④
ここまでやっても変わらない場合
自分だけが我慢し続ける必要はありません
環境を変える方法には、たとえばですが
- 担当変更
- フロア異動
- 部署異動
- 法人内異動
- 別事業所への異動
- 転職
などがあります
転職は、一番最後の選択でいいと思います
大きな法人であれば
職場そのものを辞めなくても
部署や事業所を変えることで解決する可能性があります
ただし
- 管理者に相談しても取り合ってもらえない
- 問題のある言動が繰り返される
- 職場全体として改善しようとする雰囲気がない
という状態なら
自分一人で職場全体を変えようとしなくてもいい
と僕は思います
働く場所は一つではありません
人間関係に悩んだときは「続ける・離れる」の判断材料を整理してみる

ここまで読んでも
「結局、自分はこの職場で働き続けるべきなのか」
「それとも環境を変えた方がいいのか」
と迷う方もいると思います
正直、この判断に誰にでも当てはまる正解はありません
人間関係の感じ方も
生活状況も
職場で大切にしたいことも
人によって違うからです
最終的に決めるのは、自分自身です
だからこそ
「辞めるべきか」
「我慢するべきか」
と考えるより
今の状況を判断するための材料を、一つずつ整理してみる
という考え方がおすすめです
たとえば、次のように分けて考えてみてください
| まだ調整できる余地がありそう | 環境を変える選択肢も含めて考えたい |
|---|---|
| 特定の職員との相性が合わない | 複数の職員との関係で継続的に苦しんでいる |
| 介護方法について意見が違う | 暴言・威圧・嫌がらせなどが続いている |
| 入職したばかりで関係性ができていない | 管理者へ相談しても対応してもらえない |
| 一時的な忙しさで職場に余裕がない | 必要な情報共有まで妨げられている |
| 話し合いや相談ができる | 話し合うこと自体が難しい雰囲気がある |
| 担当変更や異動など他の方法を試せそう | 組織全体に同じような問題を感じる |
| 時間が経つにつれて少し改善している | 時間が経っても状況が変わらない |
ただし
上記で当てはまる項目が
この表の左側に多いから「続けるべき」
右側に多いから「辞めるべき」
という意味ではありません
あくまで
自分の状況を整理するための材料
として使ってください
たとえば
複数ではなく特定の職員との相性が悪いと感じていて
毎日その人と働くことで強い負担を感じているなら
環境を変えたいと考えるのも自然です
逆に
今現在職場の雰囲気が悪いと感じていても
管理者が問題を把握し、改善しようとしているなら
もう少し変化を見てみたいと思う人もいるでしょう
大切なのは
「他の人なら我慢できるか」
ではなく
自分はこの環境で、これからも働き続けたいと思えるか
という視点です
あわせて
- 相談したことで何か変わったか
- 数週間、数か月経って状況はどうなったか
- 仕事以外の時間まで人間関係のことで悩んでいないか
- 利用者と関わる仕事そのものには、まだやりがいを感じているか
- 今の職場で働き続けることで得られるものはあるか
- 異動や転職をした場合、何を変えたいのか
こうしたことも考えてみてください
人間関係に悩んだとき、答えを急いで出す必要はありません
ただ
「何となくつらい」
という状態のまま我慢を続けるより
自分が何に困っていて、何なら変えられそうなのかを言葉にしてみることで、次の選択肢が見えやすくなります
今の職場に残ることも
異動することも
別の職場を探してみることも
どれか一つが正解というわけではありません
自分がこれから大切にしたい働き方を考えたうえで
納得できる選択をすることが一番大切だと思います
人間関係がつらいときは「仕事内容」と「職場環境」を分けて考える

人間関係がつらい状態が続くと
「もう介護職自体を辞めたい・・・」
と感じることもあると思います
ただ一度
介護の仕事そのものがつらいのか
それとも
今の職場の人間関係がつらいのか
を分けて考えてみてもいいと思います
たとえば
- 利用者と関わることにはやりがいを感じる
- 介護の仕事自体は嫌いではない
- でも、特定の職員や職場の雰囲気がつらい
という場合は
介護職そのものではなく
今の環境が合っていない可能性もあります
逆に、人間関係だけでなく
- 介助そのものがつらい
- 夜勤など勤務形態が合わない
- 仕事内容自体に興味を持てなくなった
と感じているなら
働き方やキャリア全体を考えるタイミングかもしれません
ここでも
「○○だから辞めるべき」
「□□だから続けるべき」
と決めつける必要はありません
まずは
自分が何に一番つらさを感じているのかを具体的に把握する
それだけでも、次に考えるべきことが見えやすくなります
「転職する・しない」を決める前に
今の悩みとこれから大切にしたい条件を一度整理してみませんか?
- 今の職場で何に悩んでいるのか
- これから何を変えたいのか
- 働くうえで何を大切にしたいのか
- 自分に合う働き方はどんなものか
を順番に考えられる
このブログ独自の無料PDFシートがあります
転職するかどうかを決めるためのものではなく
まずは自分の気持ちや希望条件を整理するためのツールとして使ってみてください
なんとなく「辞めたい」と考えている状態から、次に何をすればいいのかが少し見えやすくなると思います
\ 書きながら、自分の働き方を整理してみよう /
今の職場に残る場合も、転職を考える場合も使えます
人間関係を理由に転職するのは悪いことではない

人間関係を理由に転職を考えると
「逃げているだけでは?」
「どこへ行っても嫌な人はいるのでは?」
と自身で思ったり
「周囲からそう思われそう」とネガティブになってしまうかもしれません
確かに
人間関係が100%理想通りの職場を探すのは難しいでしょう
転職先にも
合う人、合わない人
いろいろな人がいると思います
ですが
「どこの職場にも合わない人はいる」ということと
「職場環境に問題がある」ということは別の話です
特定の職員と少し合わない程度であれば
距離を調整することで働けることもあります
一方で
- ハラスメントを放置する
- 相談しても対応しない
- 職員間で情報共有ができない
- 管理者が職場をまとめられていない
といった問題があるなら
環境を変えることも十分に考えていいでしょう
大切なのは
自分で変えられる問題と
自分では変えにくい問題を分けることです
転職するなら「人間関係が良さそう」だけで職場を決めない方がいい|転職候補先でみるべき5つのポイント

人間関係を理由に転職すると決めた場合
「次こそ人間関係の良い職場へ行きたい」
と当然思うでしょう
ただ、転職活動をしていて
求人票に
「アットホームな職場です」
と書いてあっても
本当に自分に合うかは分かりません
人間関係だけを見るより
人間関係が悪くなりにくい仕組みがあるかを見る方が大切です
例として5つ、ポイントを挙げていきます
①教育体制
- 新人を誰が教えるのか
- 教育担当が決まっているか
- 職員によって指導内容がバラバラになっていないか
②管理者の考え方
- 職員の相談を聞いてくれるか
- 施設見学や面接時に、職員教育についてどう説明しているか
③職員同士の雰囲気
見学時に
- 職員同士が挨拶しているか
- 声を掛け合っているか
- 利用者の前で職員同士が強い言い方をしていないか
などをみる
④職員配置
- 常にギリギリの人数で動いている職場ではないか
- 休憩を取れているか
- 職員に余裕がありそうか
⑤勤続状況
- 入職と退職を頻繁に繰り返していないか
- 長く働いている職員が一定数いるか
こうした部分を見ると
求人票の給与や休日だけでは分からない情報が見えてきます
転職サービスを使って職場の情報を集める方法もある

一人で求人を探す場合
求人票に書かれている情報が中心になります
転職サービスを利用する場合は
担当者へ
「前職では人間関係に悩んだので、教育体制や職員の定着状況を重視したい」
と伝えておくと、教えてくれる可能性があります
ただし
教えてくれるとは限りませんし
転職エージェントの情報がすべて正しいとも限りませんので注意してください
最終的には
- 求人票
- 担当者からの情報
- 施設見学
- 面接
などの場面から
自分自身の希望条件を加味して
総合的に見て判断した方がいいでしょう
どの転職サービスを使えばいいか分からない方へ
複数の転職サービスを比較した記事がありますので
参考にしてみてください
僕自身も「怖い先輩」と働いた経験がある

僕自身の話ですが
介護職員として働き始めた頃も
児童福祉の事業所で働いている時も
「この人、怖いなぁ…」
と感じる同僚が複数いました
年上にもいましたし
年下にもいました
なんか、何もしていないのに
会うたびに、ビクッとしてしまうんですよね
おそらく、話し方、声のトーンとか
他の人に起こっている様子も見たりして
怖かったんだと思います
ちょっとしたことで注意されると
「また何か言われるかもしれない」
と緊張してしまい
普段ならできることも
委縮するのかうまくできなくなることもありました
それを当時は
「我慢するしかない」としか考えていませんでした
ですが
15年以上福祉職で経験を積み
新人に教える側になったり
管理職も経験したことを今振り返ると
新人職員が安心して質問できない状態は
その人だけの問題ではないと思っています
- 分からないことを聞きやすい
- ミスしたときに「なぜ起きたのか」を一緒に考える
- ある程度統一された指導内容がある
そうした環境を作ることも
先輩や管理者の役割です
もちろん新人側も
何でも他人のせいにしていいわけではありません
覚える努力も必要ですし
指摘を受けたら振り返ることも必要です
ただ
「自分が成長するため」と信じて
「理不尽な環境を我慢すること」には
疑問をもってほしいです
人間関係だけで「介護職そのもの」を諦めなくてもいい

介護の現場で人間関係がつらいと
仕事に行くこと自体が嫌になってしまいます
そして
「もう介護職は向いていないのかな」
と考えてしまうかもしれません
でも
一つ考えてほしいのは
人間関係の不安だけで、介護職あるいは福祉職から離れてしまうのは
少しもったいない気がする
ということです
特養からデイサービスへ行けば
利用者さんとの関わり方が変わります
訪問介護へ行けば
職員同士で常に同じ空間にいる働き方ではなくなります
同じ法人でも
部署が変われば上司も職員も変わります
さらに
介護士としての経験は
高齢者介護だけでなく
障がい福祉などでも活かせる可能性があり
幅広い働き方で活かすことができます
つまり、働き方の選択肢は
多岐にあるということです
それは
介護福祉士、保育士など
資格をもっていればより広がりが見えてきます
僕自身は
高齢者介護
↓
障がい福祉
↓
児童発達支援・放課後等デイサービス
と働く分野を変えてきました
介護福祉士、保育士を取得したからこそ
自分に合った働き方の選択肢を多く持てた
とも言えます
仕事を変えることで
「今までの経験を捨てる」のではなく
今までの経験を持ったまま、違う場所へ移動する
という考え方もできます
これは僕自身のキャリアでも強く感じていることです
幅広い選択肢を持つことの有意義さ
介護福祉士と保育士を持つことのメリットなどについて
紹介している記事があります
参考にしてみてください
「辞める」「我慢する」の二択にしなくていい

人間関係がつらい、キツいと思い詰めると
考え方が極端になりやすくなります
「もう辞めるしかない」
あるいは
「辞めたら負けだから我慢する」
といった具合です
でも実際には
その間にたくさんの選択肢があります
たとえば
- 苦手な人と少し距離を取る
- 上司へ相談する
- 担当・持ち場を変更できないか考える
- 法人内で異動できないか考える
- まず自分で他の職場を調べてみる
- 転職サービスに登録だけしてみる
- 納得できる職場があれば転職する
などの行動ができるかもしれません
転職を考え求人を見たからといって
必ず転職しなくてはいけないわけではありません
転職サービスへ登録したからといって
必ず仕事を辞めなくてはいけないわけでもありません
まず
「今の職場以外には、どんな選択肢があるのか」
を知るだけでもいいと思います
今いる環境しか知らないと
「ここで頑張るしかない」
と思いやすくなります
ですが選択肢を知ったうえで
「やっぱり今の職場でもう少しやってみよう」と決めるのと
他を知らずに
「ここしかないから我慢しよう」と考えるのでは
同じ「残る」でも意味が違います
まとめ|人間関係がつらいときは「自分の状態」と「周囲の環境」を分けて考えよう

介護職を辞める理由として
「職場の人間関係」は、最新の介護労働実態調査でも最も多い理由となっています
介護現場では
年齢、経験、資格、これまでの職歴、介護に対する考え方
などが違う人たちが、一つのチームとして働きます
さらに
介護には「必ずこの方法が正解」と言い切れない場面も多いため
意見の違いが人間関係のズレへつながることもあります
ただ
「人間関係がつらい」と感じたときは
単純に考えず、問題を細かく分けて考えることが大切です
- 相手との相性が合わないのか
- 介護・支援に対する考え方が違うのか
- 職場の仕組みや管理体制に問題があるのか
- ハラスメントや嫌がらせになっているのか
などを分けて考え
そのうえで
- 全員から好かれようとしない
- 相手を変えようとし過ぎない
- 利用者と支援方針へ視点を戻す
- 事実を整理して上司へ相談する
- それでも変わらなければ環境を変える
という順番で考えてみましょう
そして最後に
「介護職を辞めたい」のか
それとも
「今の職場を辞めたい」のか
を考えてみてください
僕は
一つの職場が自分に合わなかったからといって
それまで積み重ねてきた介護の知識や経験まで否定する必要はないと思っています
職場を変えてみても、それまで働いた経験は活きます
なんでもかんでも変えるべきなのは
自分自身ではなく
働く環境の方かも、という場合もあるかもしれません
「辞めるか、我慢するか」
だけではなく
自分がこれからどんな働き方をしたいのか
少しずつ整理してみてください
今の職場を辞めるべきか迷っているなら
まずは「何がつらいのか」「何を変えたいのか」を整理してみましょう
介護職の働き方・転職整理シートでは
- 今の働き方
- 今抱えている悩み
- 変えたいこと
- 仕事で大切にしたいこと
- 理想の働き方
を順番に整理できます
転職するかどうかを決める前の情報整理に使ってみてください
\ 書きながら、自分の働き方を整理してみよう /
今の職場に残る場合も、転職を考える場合も使えます
最後まで読んでくださった方
ありがとうございました





