福祉業界入職者 不安な方へ 安心と自信が持てる最初の1年の過ごし方
介護や児童福祉、障がい者支援のお仕事を
これからスタートさせようと考えている方
「どんな利用者が居て、どんな先輩職員が居るのか」
「自分は何をすれば良いのか」
「新しい事だらけで不安」
ほとんどの方がそうだと思います
先が見えないより ある程度見えていた方が安心だと思いますし
自分の役割は何か、ある程度明確になっていた方が 自信も持てると思います
今回は、新規入職で不安な方へ
初心者から介護業界に入り
転職して児童福祉事業所に入職し
障がい者福祉の現場も経験した僕の経験を踏まえ
安心と自信が持てる「最初の1年の過ごし方」
こちらをできるだけわかりやすくお伝えしようと思います
ぜひ参考にしてください
現場入職~1年くらい

日々のルーティン業務や、利用者の特性をつかんだりするのは、早い方だと3か月くらいで慣れていったり、関係性がすぐに作れたりもしますが
一通りの業務に慣れ、要領をつかんでいくのには ざっくり1年と考えてください
なんで1年かというと
だいたいの施設や事業所では「年間行事」というものがあって
毎年同じような行事を行うんですね
新年度準備から、夏祭り、保護者懇談、クリスマス会、年度末大そうじ
みたいな 大がかりな行事に施設は忙しくなるので
この流れを知る事が、業務の慣れにも大きく影響します
特に放課後デイでは、「長期休み」と「通常平日活動」で、大きく日々の動きが変わります
なので、慣れるのに1年はかかるよ という事です
大変そうに思いますが、大丈夫です
行事の企画、運営、準備は基本楽しいです
みんなで一つのものに向かっていく一体感を感じられますしね
楽しみや役割を見つけてみてください
その1年をどう過ごすか
やるべきこと、できる役割はたくさんあります
与えられるものをただ待つ、という姿勢はあまり望ましくありません
要点を箇条書きにしてみます
- ルーティン業務の把握(日単位、週単位、月単位、年単位に分けて把握)
- 利用者の特性の把握
- 先輩職員の業務を見て、常に疑問を持つ
- セクションの違うスタッフとも積極的に関りを持つ
- できるだけ早く、固有の業務を見つけて実践を繰り返す
おおまかに以上です
(就業規則の把握とか、業務マニュアルの把握とか、細かいものは色々ありますが、社会人の基礎的な部分だと思うので、その辺は割愛します)
順番に解説しますが、僕が大事と考えるのは③、④、⑤ と考えています
①ルーティン業務の把握

- 日誌を書く(毎日)
- 掃除をする(毎日)
- レクや行事の振り返りと、次の準備(毎週)
- 支援計画の見直し(毎月)
- 各行事へ向けた物品の買い出し等(毎年)
あくまで例ですが こんな感じに分類して、それを「いつ」やるのか把握しましょう
早い方が良いですが、雑になってもいけません
そして、例えば掃除をする「場所」なんかは、さらに細かく分類されて、場所ごとに掃除の仕方も変わりますし、最初はわからないですよね
そういう細かい不安事も、なるべく早めに解消することを心掛けましょう
ルーティン業務には「AとBとCがある」というように「やらなきゃいけない事」を把握して
「やり方」については、先輩職員に聞けば良いのです
その方が不安も減るでしょう
②利用者の特性の把握

これは「習うより慣れろ」という話をしたいですが、人によっては情報を先に、紙に書いて整理した方が特性の理解が早い、という人もいるでしょう
どちらでも構いませんが
一つアドバイスがあるとすれば「知ろうとする前に、自分を知ってもらう」
方が関係性の構築は早いかな、と思います
なので、あれこれ聞いたり、観察しようとする前に、しっかり自己紹介をして
「自分はこんな人ですよ」と知ってもらうことを心がけてください
ルーティン業務もそうですが、業務や特性の把握に、自分の手帳を持つことをおススメします もちろん個人情報の取り扱いには十分に注意してください
③先輩職員の業務を見て、常に疑問を持つ

これが非常に大事なところです
新人職員として働いていると、「先輩を参考に」とよく言われます
ですが「参考に」=「マネをしろ」ではありませんので注意してください
先輩職員だって、完璧な存在ではないハズです
特に利用者対応については「その支援方法に根拠を持っているか」
に注目しましょう
「それって正解のやり方なのかな」と必ず疑問を持ってください
疑問を持ったら、質問もしましょう
本人に聞きにくかったら、別の先輩や上司に
「あの人の支援(やり方)は、どうして○○なのですか?」と
聞くようにしましょう
そのうえで
職場の理念
利用者や家族のニーズ
スタッフとしてできる事
などなど、多角的に見て、自分が目座すべきベストな行動に、根拠と自信が持ててくるハズです
④セクションの違うスタッフとも積極的に関りを持つ

これも非常に大事ですね
新人として入職すると、自分の持ち場、チームがあるハズです
例えば特別養護老人ホーム(特養)で介護職員として働くと
利用者は100人前後
職員は50人くらい居ると思われます
その中で、自分の配属が【介護のグループA】
だとすると、一緒に働く仲間は主に介護職員で、7~8人くらいのチームコミュニティとなるハズです
そして、別のセクションに【介護グループB】とか【C】
あるいは【看護師】【相談員】【事務員】【調理員】等があると思います
この、別のセクションのスタッフとは、基本的に関りが少なくなりがちです
会わなくても、知らなくても自分の業務に大きな支障は出ないからです
ですが
僕はこの、「別のセクションのスタッフ」と積極的に交流し、情報交換と関係性作りを入社1年の間に行うことを強くおススメします
最初は、広く浅くで全然大丈夫です
コミュニケーションに自信が無い、、、
という方も居ると思いますが、大丈夫です
やっておくことは簡単です
あいさつ程度は自然とすると思いますので、あいさつの後に、もう1フレーズ付け足しましょう
「おつかれさまです」の後に
「お元気ですか」
これだけでも十分です
もちろん別の話題提供ができればベストです
日常的に別のセクションのスタッフとは関りが無い環境では、ほとんどのスタッフが
「お疲れ様です」だけであいさつを終了します
これに、ちょっとだけ1フレーズ付け足すだけで、相手からの印象はかなり良くなります
そんな感じで関係性を少しずつ確保しておくと
部署の異動、困った時の相談相手
行事等で急な他セクションとの協力業務がある時等
気持ち的にもラクになります
ぜひ実践してみてください
⑤できるだけ早く、固有の業務を見つけて実践を繰り返す

働くうえで、自分の強みをみつけましょう
- パソコンで資料作りが得意
- 工作や絵が得意
- 利用者を盛り上げる雰囲気作りが得意
- 利用者の悩みを聞くのが上手
- 整理整頓が得意
等、上記は例ですが
こんな風に「ちょっとだけみんなより得意な事がある」というのはどんどんアピールして
任せてもらうようにしましょう
失敗しても、カバーしてくれるのが新人の特権です
失敗の数だけ、成長ができます
もちろん利用者の重大な事故は避けたいですので
「失敗したときのリスク」は必ず計算し、先輩上司の判断を仰ぎましょう
自己判断は危険です
そうした経験を1年目から積んでおくと
周囲のスタッフからの信頼
上司からの評価
仕事を続けていくうえでの自信
が、より高まっていくハズです
まとめ
「福祉業界に飛び込む不安な新人職員さんが、入社1年目にやるべきこと」
をお伝えしました
まとめです
- 1年は、「慣れるまでの期間」と割り切る
- ルーティン業務は分類分けして、「わからない事」を早めに減らす
- 利用者に「自分はこんな人ですよ」と知ってもらい関係性の構築
- 先輩のやり方「参考=マネ」と考えるのは危険 根拠を探す
- 別のセクションのスタッフと関係性を作っておき、急な異動や協力業務の不安軽減
- 自分の得意、強みはどんどんアピールして提案からの実践
参考にしていただけると幸いです
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました


