福祉の現場の対人援助 自分でできるの余白を用意する
福祉の仕事では、対人援助の時間が多くあります
「利用者対応」という言い方もします
移動、移乗、排泄対応等、直接的な介護
お話をして、困りごとを聞いたり、話し相手になる
などなど色々ありますが
主に、「できない」「困った」の部分をサポートすることが多いです
今回はこの「できない」「困った」をサポートする際
誰でも簡単にできる
お互いにとって心地が良い
そんな援助技術をお伝えします
すぐにできるので、知って損はありません
手順として番号を付け、具体例を添えて、それぞれ解説をしていきます
①その人の「できる事」「できない事」を知る

例えばですが
マヒがある方なら、マヒの無い部位を知る
お尻が拭けないけど、流すボタンは押せる
しゃべれないけど、ハンドサインが使える
説明の理解は難しいが、聞く姿勢を取ることができる
我慢が難しいけど、素直に感情を出せる
などなど
「できない事」だけでなく、「できる事」にもフォーカスしてみてください
②「できない事」をサポート

その人は「できなくて困っている」が基本としてあるので、その部分をサポートします
先ほどの例でいえば
マヒ側に立って身体を支える
お尻のふき取りを介助する
YES・NO の選択ができるように伝える
わかりやすい言葉で短く伝える
気持ちの発散ができる環境を用意する
といった具合です
ここまでは常識というか、普通に支援者の業務 という感じですね
③必ず「できる事」を使って完結させる

今日の本題はここからです
①で「できる事」を把握していたと思いますので
一つの介助動作や支援の中に
必ず「できる事」を使って利用者本人がアクションする
という余白を入れてください
先ほどのシチュエーションでいうと
マヒの無い部分で自力で移乗する
トイレを流してもらう
自発的な意思の主張行動を待つ(ハンドサイン等)
感情を表に出す
上記は例えばの話ですが
要は「できる事」の活用場面を支援の中で必ず取り入れる
という事です
④「できる事」を活用してもらえた時は、感謝を伝える

これも忘れずに行ってください
「○○してくれて、うれしい」
「ありがとうございます」
と支援者からも、自然とこのセリフが出るようなシチュエーションを作る事が大事です
これがある事で
お互いに感謝する形ができ、双方にとって気持ちの良い時間として終わる事ができます
まとめ
対人援助は どちらが上とか下とか、上下関係があるものではありません
「してあげる」ものではないです
お互いに心地よく過ごせる時間を増やす事で
お互いに幸福感が高まり、その事業所に雰囲気は広まっていきます
難しい技術では無いと思うので、皆さんにぜひ活用していただきたいです
最後まで読んでくださり、ありがとうございました

