福祉職 保育士資格のメリット 高齢者介護から児童福祉へ 介護福祉士との相関性
介護福祉士を取得済みの方、今度は保育士の資格取得をぜひとも目指してください
高齢者対応の仕事から、子どもの発達支援の仕事へ
視野を広げることは、自分の価値や可能性、新たな働き方とやりがいの発見につながります
そして介護福祉士を持っていれば、保育士試験は一部免除で受験ができます
試験の内容も、介護福祉士の勉強の延長線上にあるものが多く、持っている知識を有効に使えば、新たに学ぶべき科目の勉強も、少なくて済みます
さらに、事業所によっては介護福祉士と保育士、ダブルで資格手当が付くような事業所もあります
人生を豊かにしながら選択肢を多く持ち、たのしくはたらきつづける
そのために保育士の資格取得を検討してみてください
この記事では以下の解説をします 参考にしてください
保育士受験のリスクとリターン

リスク① 費用
受験には費用が掛かります
2026年は12700円
僕個人としてはスクールや通信教育で学ぶ必要はなく、本2冊で受かることができると思っています
なので本の費用 2冊で6000円程度
合計20000円弱で受験~合格ができると考えてください
保育士は国家資格なので、民間資格と比べると割安で、自治体によっては補助制度があります
リスク② 勉強の労力
必要な学習期間は人によりますが、長くて1年くらいです
僕は3~4か月くらい、寝る前の30分テキストを読み、休日に過去問を解く時間を作り、合格しました
なので概ねですが、1日30分~1時間、3か月~1年くらいは勉強に割く時間を作っておく必要があります
リターン① 資格手当
保育士に合格したのであれば、このブログでおススメする「黄金のキャリア形成」では福祉職として
- 放課後等デイサービス
- 児童発達支援
での就職を勧めます「障がい福祉サービス」の一部です
この事業所では、保育士や介護福祉士は一定数配置して要件を満たすと、加算が付きます
なので「資格手当」を支給する事業所が多いです
僕はちなみに介護福祉士と保育士、ダブルで手当をもらっていて、それぞれ7000円もらえています 計14000円
3か月働けば、受験にかかった費用は回収ができてしまいますので、金銭的リターンは大きいです
他にも保育士資格が活かせる福祉職はたくさんあります
以下は介護福祉士とも相関性が高く、資格手当が付くことも多い事業です
- 障がい児入所施設
- 生活介護事業所
- グループホーム(障がい)
- 就労継続支援B型
他にもいろいろありますので、自分で調べてみてください
転職エージェントに相談しても良いです
保育園や学童保育の職場でも保育士資格が活かされますが、子ども支援の側面が大きく、介護福祉士が有効に活かせるかというと微妙ですが、経験を積み将来の選択肢を広げていくという意味ではありです
リターン② 補助制度
先にも述べましたが、自治体によっては資格取得に補助金制度があったり、ブランクがある方の復職支援制度があります
保育士人材バンクのHPに情報がありますので、見てみてください
リターン③ 価値の高いスタッフとして働くことができる
放課後等デイサービスは一時期乱立していた時期があり、最近では乱立が落ち着き、質の低いサービスを行っている事業所は減算対象となり閉鎖しているところもあります
逆に質の高いサービスを行っている事業所は、伸び続けています
質の高いサービスを行う事業所には、やはり専門的な知識を多く持ったスタッフが多く配置されます
そういった背景から、保育士は貴重で有用な療育のスタッフとして価値のある存在だと認められることが多いです もちろん、資格を持っているだけでなく、資質向上に努めている必要があります
参考記事
保育士と介護福祉士の似ているところ

共通する必要な資質としては
利用者に対する思いやり(尊厳の配慮と自立支援)
コミュニケーション能力(需要と傾聴、共感など)
観察力(体調の変化、課題と強みの理解)
判断力(その人に合った支援方法、危険の回避など)
倫理観(その人らしさ、社会的意義の自覚)
責任感(秘密保持、本人や家庭のニーズ理解)
チームワーク(多職種連携)
学び続ける姿勢(自己研鑽)
などなど、持つべき思考や実践力は、非常に似ている部分が多いです
例えば
- 介護における認知症ケア
- 療育におけるADHD、ASDへの支援
については
【症状理解】
その人は、自身のコントロールできない部分で苦しんでいる
(本当はこうありたいのに、違うことをしてしまう)
【対応】
その人らしさを目指し、良いところ、できる部分の活用を行う
というように、考え方や対応が割と似ているかと思います
なので、介護福祉士を持ち、保育士を持ち、発達支援の仕事を行うことは、連続性と相関性があり、知識の有効活用ができるということです
発達支援(療育)と高齢者介護 大きな違い
大きな違いは
【発達支援】長い将来を見据えた支援
【高齢者介護】人生の最後のステージをどう彩るかの支援
の部分です
将来を見据える発達支援は、「5領域」沿って目標を決め、計画的な支援を行わなくてはいけません

この5領域における課題と強みを個別に見極め、将来に繋がる支援を行うのが、放課後等デイサービスや児童発達支援を行うスタッフの役割です
これについては、無資格者や未経験でも仕事を始められるのが現在の市場です(児童発達支援は保育士必須が多いが、放課後デイは無資格でもスタートできることが多い)
ですが、前述の通り最近では質の高いサービスが求められている傾向にありますので、発達の基本理解等、専門的な知識を持って資格を有しているような職員の方が、優遇されると想像されます
保育士として療育の現場で活かすことのできる能力

ここでは具体的に2つ、お伝えします
①発達の理解がある
発達支援・療育のサービスを受ける利用者は、発達に凸凹のある子が多いです
特定の条件では高いパフォーマンスを発揮するが、ちょっとした環境の要因で大きくパフォーマンスが低下する といった具合に(あくまで一例です)
そういった子の対応や支援を考えるときには「身体面・精神面での定型発達の理解」というものが重要になります
2歳で○○ができるようになる
5歳ではこういう感情が芽生える
などなど これを5領域に沿って考えます
子どもはものすごいスピードで成長し、先週までできなかったことが、今週できるようになった、という場面を目の当たりにするのもめずらしくありません
その子の発達段階を見極め、課題と強みを明確にし、5領域に沿った支援方法を考え実践します
そのために必要な専門知識が、「定型発達の理解」ということです
そしてこれは、保育士資格受験の勉強で学ぶことができます
②リズム遊び
これは主に放デイで働く際に有効な能力です
無資格や未経験で放課後デイに努める職員は
「大勢の子どもの前で、どう盛り上げたらよいかがわからない、苦手」と感じているスタッフが経験上多いです
僕は保育士を取り、筆記や実技試験の勉強の中で、「自信を持って場を盛り上げる」という勇気と技術を身につけたと実感しています
そして、子どもと一緒に歌う・踊るということをたのしみながら行っています
そんなことができるスタッフは放デイではそこまで多くないので、重宝されます
今の子どもって「子どもだましが通じない」「どこか冷めている」「そんな遊びは古いと言って遊びに付き合ってくれない」と思ってしまいがちですが、僕はそんな風には思いません
「はないちもんめ」「だるまさんがころんだ」「あぶくたった」とか、昔ながらの遊び、スタッフが楽しそうに仕切って実践していれば、子どもたちも楽しそうに参加をしてくれます
昔の遊びは全然古くないです 意外にも盛り上がれたりします

保育士と介護福祉士 両方持つことの意味
これについては一点です
未就学児~高齢者まで、幅広い世代の対応理解が身につくことです
高齢者の方の介護をしていると「昔はこうだった」と色々な歴史を教えてもらえる時があるでしょう
子どもの療育をしていると、子育て世代の悩みを知ったり、将来の進学・就職について「今はこんな将来の選択肢があるんだ」と知ることができるでしょう
どちらも、自分自身のライフステージにおいて、知っておくと役に立ち、人生に深みや選択肢をもたらす体験を手に入れることができます
そして、社会的に必要とされる存在であり続けながら、意義のある仕事として貢献を続けていく事ができます 社会貢献や役割の持続というのは、お金よりも価値の高い、人生を豊かにする要素だと僕は考えています もちろんお金も大事ですけれど
2026年現在では、日本は超少子高齢化の社会となっています
高齢者介護の人手不足がある一方で、質の高い介護が求められている現状があります
また、少子化が進みながらも保育士の人材不足も懸念されており、こちらも質の高い保育士が求められています 色々な事件や社会背景から、子育てに敏感になる家庭が増えているからです
これは現在の情勢と社会背景ですが、今後どうなるかはわかりません
保育士と介護福祉士の給与や待遇についても、どちらかが売り手市場になったり、買い手市場になったり、優遇される環境に偏りが出る可能性が無くはありません
そうなると労働者としては、選択肢を多く持ち、自分にとってより良い環境、より良い自分の価値をアピールしながら、働きやすい環境で働き続けることが容易になってきます
そういった意味で、介護福祉士と保育士、ハードルがそれほど高くない、取得のコスパも悪くない、業務に相関性の高いこの2つの資格を取ることは、福祉職にとって人生を豊かにする重要な資格です
ぜひともみなさんも取得の検討をしてみてほしいです
そして僕はその先の、社会福祉士取得の道を今進んでいます
そちらも取得までの道のり、見える景色、感じたことをリアルな体験として発信していく予定です
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました



