福祉の業界 ガッツリ稼ぐには
「夜勤をいっぱいやる」その他に
出世をする
という稼ぎ方があります

僕自身、出世をして複数の役職を経験し、給料をUPさせたり
役職を捨てて転職したこともあります
そういった経験から
今は自分に合った働き方ができている
と感じます

介護や発達支援、障がい者支援のお仕事
これからスタートさせようと考えている方
または現在働いている方へ
今回は

どんな役職があるのか
福祉の現場におけるリーダーとは
リーダーと管理職の関係
リーダーのなり方

を、お伝えします

福祉の業界で現場から成り上がりたい
出世にあまり興味はないけれど、どんな出世の仕方があるのか知っておきたい
出世するとどういう仕事があるのか知りたい

といった方に、おススメできる内容です

ぜひ最後まで読んでみてください

前提として

会社や事業形態により、役職の名称や役割、業務内容は微妙に違いがあります
そこはご理解ください

ただ、僕の経験上、介護職、児童福祉職、障がい者福祉職
どの現場でも役割や出世の仕方
大きく違いはありません

出世の階段はリーダーからスタート

新規で入職すると、概ねですが10人前後のチームに配属となることが多いです
仲間はみな、同じ介護員や支援員です
その上司として、所属長がいます
係長、課長、所長、主任 といったところで
いわゆる「中間管理職」にあたります
この管理職には、一定の「役職者手当」が支給されていることが多いです

さらにその上の役職があるとすれば
部長、施設長、社長、理事長
といった役職になるでしょう

みなさんが、現場でキャリアをスタートさせた平社員である場合
先ほど述べた10人前後のチームの中で
現場リーダー(主任と呼ぶところもある)
という立場を目指すことができます

ここには明確な役職名や手当、肩書きがつかない場合もあり、一番経験の長い人がリーダー的な役割を担っている、というのが実態の事業所もあります
もちろん、しっかりリーダーと認定し、ちゃんと手当をつけている事業所もあるでしょう

みなさんが出世をしたいと考えるとき
まず目指すべきはこの「リーダー」という事になります

いきなり課長や部長といった役職を目指すことも全くの不可能ではないんですが
かなりハードルは高いです

僕が以前勤めていた特別養護老人ホームでは

一時期だけ

「現場スタッフから施設長候補を募る!」

ってなことがあって

それは新規で別の場所にも施設を立ち上げるからという事だったんですが

リーダーでも何でもない、平の介護スタッフが名乗りをあげていて

結局、積み上げたものや

全体的、総合的、客観的な視点が持てていない等の理由から

落選していました

なので、出世してキャリアアップをしていきたい
という方にとって
全体的、総合的、客観的
な視点を持つことに加え

会社が求める倫理観

というものを身につける必要があり
そのためには
リーダーになるところから始めるのが最適解
というワケです

リーダーの役割

最初に大事なことを書きます
リーダーは
現場の中心となる人物ですが

すべての現場業務をパーフェクトにできる必要はない

ということです
必要な要素は他にあります
以前の記事でも触れましたが
エースではなく、キャプテンを目指す
という考え方です

この記事の中にあります

そして、リーダーに必要な能力は端的に言うと

流れを変えられる能力

です
もう少し具体的に言うと
チームで同じ方向を向くように、調整ができる能力
ということです

福祉職の現場スタッフには、本当に老若男女幅広い人間が居ます
経験値の幅も広いです
ずーっと出世せずに、20年くらい勤めている方
とかも全然居ます

価値観とか、「こうあるべき」の考え方が、個人的な解釈で働いている方が多く
しかも世代や男女、層が幅広いので
同じチームに居ても、スタッフ間での乖離が非常に起きやすい現状があるんですね

僕の経験からの実例を一つお伝えすると

老人ホームで朝食の時間
紙パックの牛乳が提供されました
車椅子で手足に不自由さがある高齢の利用者Aさんが居ます

スタッフBさんは、親切心でAさんの牛乳パックの口を開け、ストローをさしてあげました

それを見ていたスタッフCさんは
「自立や手先の運動はAさんのリハビリプログラムに載っている。時間はかかるが自力でできる能力があるので、ストローは自分でさすべきだ」
と言いました

こんな感じで、価値観というか意識の持ち方で、意見って割れるんです
特に年齢、性別、経験がバラバラだとより顕著になります
このケースで考え始めると長くなるので、この件はまたいつか別の記事で掘り下げをするということで、ここでは割愛します

今回は
「意見が割れたらどうするの」
という話です
一番良くないのは、対応がスタッフによってバラバラになることです
事業所としての方向性がぶれ
利用者も混乱し
スタッフにも不満が溜まりやすくなります

「このチームではこうするぞ!」
という流れを生み出す

リーダーが必要になります

そのときリーダーに必要な心構えは

・契約に基づくサービスの実施
・会社の理念を意識

の、2点です
ここを根拠にして、スタッフの意思統一と、利用者対応の統一もします
そうすることで

・スタッフの納得
・上司の管理職も納得
・利用者も安心

に繋がる可能性が高いです
そしてリーダーとは
あくまで現場スタッフの一人であり
管理職ではない
ということも理解してください

次に、管理職について簡単に説明します

管理職の役割

現場スタッフ、リーダーの上司として
管理職が存在するのが基本です
主任、所長、部長、課長、係長、施設長、理事長

先ほども述べましたが、名称はそこそこで違ったりするので、ここは何となくの理解で大丈夫です

福祉の現場における管理職とは
理念に沿って運営ができているか監督、指示出しをする存在
と考えてください
運営にあたりここにズレが生じると

  • 利用者や家庭からのクレーム
  • スタッフのリベンジ退職

が起きます
本当によく起こります
気をつけてください(管理職の方たちへ)
その辺も、良い事業所とは?ってことを掘り下げると一つの記事になりそうなので
ここでは割愛しますが

管理職が頼りにする存在こそが

リーダー

なワケです
理念に沿った運営
これが流れに乗っているか
皆が同じ方向を向いているか
違和感が生じていれば管理職が指示を出し
軌道修正の実行をリーダーが行う
これがキレイな形です

良いリーダーとは
人柄や業務の完璧さよりも、必要な要素があるということです

みなさんが平社員だとして
現場のリーダーが

・尊敬できる人間性
・誰よりも完璧で確実な業務ができる
・豊富な経験や知識を持っている

そんな人だったら、きっと安心するでしょう

こんなリーダーが居てほしい!

と、思うのではないでしょうか
もちろん、これらが不要というワケではありません
あれば支援に必ず役立つ要素です
でも、なかなかそんな完璧になれないのも人間です
でも大丈夫です
事業所全体として考えた場合、現実的で必要な能力やマインドセットは

流れを作ることができる能力

という事です
そして、管理職の指示でリーダーが動くという形になるので
必然的に、リーダーが管理職を目指しやすくもなります
管理職のイスが空けば会社的には
「全体的なことができる、リーダーの中から管理職を選ぼう」
ということになりやすいのは当然ですよね

そしてさらに
ここまで読んで、勘の良い方は気づいたかもしれません

・管理職って、現場の技術が無くてもなれるんじゃないの?

・給料良いなら、まずそっちを目指すべきなんじゃないの?

と、思った方
確かにそうです
リーダーは現場に入り、ある程度の援助技術が必要です
やっぱり、ここが技術0、ダメダメでは、チームのスタッフにものが言えません
ただ、さらに上の管理職では現場の技術はほとんど必要ありません
マネジメント業務がメインになるからです
(実際には現場にガンガン入る管理職も居ます)

だからといって、未経験または経験の浅い方がいきなり管理職を目指すのは
正直なところかなりハードルが高いです
なぜかというと
管理職は現場業務より
先ほど述べたマネジメント業務
家庭対応や外部業者とのやりとりがかなり多いからです
特に、家庭対応の部分です

  • 介護サービスを利用したいと考えている家庭
  • 障がいのある方の家庭
  • 発達支援の必要な児童を持つ家庭

こういった方々とのやりとりは、かなりデリケートな話題になることが多く
慎重に言葉を選んだり、適切な助言をしなければなりません
相談援助技術や、人と上手に話をしたり、時に交渉のような話をする技術も必要になります
少なくとも、そういった経験をざっくりですが、3年以上は必要になると思います

そして、3年かかるということがわかれば
まず福祉の仕事未経験の方は
「介護福祉士」を目指すのが良いでしょう
現場経験を積む中で、少しずつ家庭対応の経験も積めますし
相談援助の技術も身につけていくことは、不可能ではありません
3年経ち、介護福祉士を取得し、そこから管理職に近づいていくのが最適解かなと思います

もちろん、福祉業界未経験から始め、いきなり管理職に就く人が居ないワケではないし、そういった方を否定するつもりはありません
ただそういった方は、前職で別の業種での管理職経験があったり、時間をかけて相談援助技術、交渉術を身につけた方がほとんどです

どういったキャリア形成を目指すかは
みなさんのライフプラン次第です

まとめ

福祉業界、現場からのキャリア形成
リーダーと管理職についてお伝えしました

・リーダーの役割は、流れの調整
・リーダーになるのに、完璧な技術は必要ない
・管理職になるほど、全体を見る

といったところを理解して
新しい現場でのキャリアをスタートさせ、前向きで楽しい働き方に繋がっていただけると嬉しいです

最後まで読んでくださった方

ありがとうございました

ABOUT ME
アバター
たじみっと
介護福祉・児童福祉・障がい者福祉 15年以上の現場経験から援助技術アドバイス、業務効率の向上、働き方や稼ぎ方の情報をお届け