放課後デイ 家族支援 ゲーム依存の悩み解決
放課後等デイサービスで働いていると、家庭懇談や相談援助の際
ご家庭での悩みとして
「子どもがゲームばかりをしている」
という話をめちゃくちゃよく聞きます
それに伴う悩みとして
「外でも遊んでほしい」
「頭が悪くなるんじゃないか」
「ゲームとYouTubeで違うのか」
「やめさせるタイミングがわからない」
といった相談の声もよく聞きます
今回はこういったみなさんの
「ゲーム依存」に関する家庭の疑問や悩みについて
・親や子ども本人にとっても納得がしやすくなるような説明
・「これでいいのか」という不安を解消
に繋がるよう、アドバイスします
発達特性がある子どもにとってわかりやすい説明ができるよう
書いています
支援や子育てにも、役立つハズです
前提と結論について
2026年の時点で、科学的なデータをもとに参考として述べています
World Health Organization(ゲーム障害)
日本の小児精神医学・小児科学の研究
神経科学(ドーパミン・セロトニン・BDNF)
睡眠医学(ブルーライト・メラトニン)
運動生理学(運動と脳機能)
発達心理学・教育学(褒めること、自己肯定感、社会性)
こちらを参考資料として
結論としてはゲームや外遊び等
「どちらが良いか」をお伝えするものではありません
情報をもとに
「確率的にはこういう事が起きやすいですよ」
と伝え
あくまで、どういう行動の選択をするかはその家庭や本人次第
そしてどちらを肯定も否定もしない
という前置きで、この記事を読んでいただけるとありがたいです
比較と解説
先ほどのお悩み案件のうちの3つ
「外でも遊んでほしい」
「頭が悪くなるんじゃないか」
「ゲームとYouTubeで違うのか」
これを、ひとつずつ2段組みで比較して
表にしてみました
視覚情報として当事者本人に示すことや、根拠を持った説明ができるツールとして役立つと良いかと思います
各項目に補足もつけておきます
順番にいきましょう
「外でも遊んでほしい」について
まずは、ゲームをすることと外遊びをすることの違いです

これを見ると親心としては
「外でたくさん遊んでほしいな」と思うのではないでしょうか
ですが、子ども心としてはこれを見て
素直に「じゃあ、外遊びしようか」
とはならないのも、わかる気がします
「頭が悪くなるんじゃないか」について
次に、ゲームが身体に与える影響についてです
ゲームは液晶画面の光で、外遊びは日光になりますので
それを浴びることによる影響の違いです

※セロトニンとは
脳の「こころのバランスを整えるスイッチ」のような働きをする物質です
セロトニンがしっかり働くと
- 気持ちが落ち着く
- イライラしにくい
- 集中しやすい
といった状態になりやすいと考えられています
科学的な根拠があると、納得できる度合いが少し増えるような気がしてくると思いますが
子どもの
「それでもゲームやりてぇんだよ」
という気持ちを打ち消すまではいかないでしょう
「ゲームとYouTubeで違うのか」について
違いはあります
ここでは脳に与える影響について比較します

補足的な情報ですが
ここで「ドーパミン」というワードが出てきました
※ドーパミンとは
脳の「やる気スイッチ」のような働きをする物質です
何かができたりほめられたりすると
- 「やった!」
- 「うれしい!」
- 「またやってみたい!」
という気持ちが生まれます
このとき、脳ではドーパミンが働いています
あとでまた出てきますので、何となく覚えておいてください
やめてほしいときの根拠と説明

最初のお悩み4つの中に
「やめさせるタイミングがわからない」
という悩みがありました
これはあるあるの悩みであるのと同時に
非常に根深い悩みです
単純に「これをすれば解決できる」という説明ができません
ですが
それでも困っている人たちのために
僕の長年の魂の子育て経験
家族の悩みを聞いてきた経験をもとに
皆さんの参考となるためのアドバイスを伝えます!
まず、上記の比較画像を根拠として
子どもがゲームやYouTube鑑賞をすることについてどうでしょうか
どちらかというと
「やめさせる」というより
「どうバランスをとってゲームやYouTube鑑賞をするか」
という考えになってきたと思います
親としては上記の比較画像を用いて
○○や□□の理由で、
長い時間のゲームは
あなたの心の満足や健康にとって良くないことなんだよ
という説明ができ
子どもとしては
理屈はなんとなくわかったケド、
それでもやっぱりゲームはたくさんやりたい!
という地点までは来たかと思います
ここまでこれただけでも大きな前進です
そして次のステップに移りましょう
たくさんほめる

先ほどの「ゲームやYouTubeが脳に与える影響」の中で
「ドーパミン」というワードが出てきました
再確認ですが
※ドーパミンとは
脳の「やる気スイッチ」のような働きをする物質です
何かができたりほめられたりすると
「やった!」
「うれしい!」
「またやってみたい!」
という気持ちが生まれます
このとき、脳ではドーパミンが働いています
でした
ゲームやYouTube鑑賞により
「ドーパミン」が出て
「もっと観たい」「もっとやりたい」
につながります
そしてこの「ドーパミン」が
ゲームやYouTube以外に
「ほめられる」ことによって
分泌されるという事実があります
ということは
ゲームやYouTube以外の場面で
「ほめる」という場面を多く作ることにより
ほめられるような行動を
「もっとやりたい!」
に変換できるということです
「ほめる」を有効に使いましょう
無意識ではなく、意識的に「ほめる」
のがポイントです
また2段組みの図解を載せます

意識的に「ほめる」ことを多くすると
ゲームやYouTubeへの依存
やめることに対する切り替え
へのストレスが和らぐと思います
魔法のようにすべて子どもの行動を操れるようになるワケでもないですが
活用することに損はないハズです
そして次にもうひとつ
家庭での「ゲーム依存対策」について
大事なアドバイスをします
家でのルールを決める

色々と理論的な話をしましたが
それでも結局
よその○○くんの家では、好きなだけゲームをやっているし、好きなだけ買ってもらえるじゃないか!
僕もやりたい!
となるのもよくわかります
こうなった場合
「我が家でのルール」をきちんと定めておくことが大事です
科学的な根拠や理屈の説明は
上記の図解で済んでいるものとして
「ウチではこうしよう」と話し合って決めます
できる限り両親や家族、一緒に住む人全員が参加しての話し合いです
いわゆる「家族会議」です
親も、きょうだいも、それぞれにルールを持つことを確認します

こんな感じで、具体的な数字を定めておくのが良いです
我が家には、我が家のルールがある
そしてルールを、家族全員がそれぞれ持ち、守る
こうすると
家族の一体感が生まれ
「人は人、ウチはウチ」
「家族で我慢をしなければいけないのは、僕一人ではない」
ということに気づき、納得がしやすいです
家族の在り方は、家庭によって違うのは当然なことですが
それに納得いかない子どもの気持ちも理解してあげましょう
家族会議 難しいときは散歩がおススメ
改まって家族全員が予定を申し合わせ
集合して話をすることに
「ハードルが高い」
と思う方も居るでしょう
もちろんできるならその形で良いですが
難しいと感じる方に僕が個人的におススメのやり方があります
それがズバリ
散歩
です
「ちょっと散歩しよう」
「コンビニまで一緒に歩いて買い物しに行こう」
と、子どもを誘ってみてください
安全であれば夜なんかでも良いです
「夜の散歩ってなんか特別でワクワクする」
と思うかもしれません
ポイントは
本題にはすぐ触れずに誘う
ことです
「大事な話があるから、散歩しよう」等というと
変に身構えてしまいますからね
歩きながら話をすると
- 頭がスッキリする
- 気持ちがリラックスできる
- 横に並ぶと話しやすい
- 散歩しながら「最近どうよ」が言いやすい
- 無言の「間」があってもさほど気にならない
といったメリットがあります
別の記事でも書きましたが
の、「寄り添う」が使いやすくなります
というワケで
散歩
とってもおススメです
散歩だと家族全員参加というのが難しいかもしれませんが
1対1でまず散歩
その中で、家族全員参加の話し合いに持っていく
という2ステップでも良いかもしれませんね

まとめ
「ゲーム依存」「YouTube依存」
子育てをする方にとって、非常に悩ましいテーマです
その相談が、児童への支援を行う事業所に持ち込まれます
今後もこの手の悩み相談は増えるでしょう
医者や学者では無い立場からは
「こうしなさい」とは言えません
「こういうことが、起きやすいですよ」
と事例を交え、根拠のある説明をしつつ
選択や決定がしやすいように
家庭や子どもに寄り添った情報提供をしていくべきだとは思います
そのうえで今回は
といったアドバイス、提案をさせていただきました
参考になり、悩みが解決するとうれしいです
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました





